ヘアカラーをしたら毛先が黒く沈んでしまった(濁ってしまった)ことってありませんか?
こんにちは。
宇部市の美容室CASAです。
ヘアカラーをしたら根元の方は明るさや透明感があるのに、毛先だけ暗くなっちゃったって経験はありませんか?
これを美容師の間では色が沈むとか濁るとか表現します。
では色が沈む原因はなんでしょうか。
いくつかの原因があります。
- 痛みによってカラー剤が反応しすぎるパターン
髪の毛は根元に近いとこより毛先に行くにしたがって傷んでいることがほとんどです。傷んでいる髪の毛の状態は乾いたスポンジのようなものでカラー剤を吸い込みやすくなります。だから根元に近いところよりも毛先の方が濃く色が入ってしまい毛先が沈んでしまいます。
- 縮毛矯正やデジタルパーマやアイロンなどでタンパク変性を起こしているパターン
髪の毛の内部は簡単に言うとタンパク質でできています。このタンパク質が熱によって固まってしまい、カラー剤を吸い込みすぎてしまうことがあります。イメージとしては生卵の白身が熱によって固まった状態です。一度タンパク変性を起こしてしまうと元に戻すことはできません。
- 残留しているカラーの色素と混ざってしまうパターン
前回入れたカラー剤の色素が髪の毛の中に残っていると上から重ねたカラー剤の色素と混ざり合って暗くなってしまうことがあります。絵の具のいろんな色を混ぜていくと段々に濁っていって最終的には黒に近い色になります。こんなイメージです。
では色が沈まないようにするにはどうしたらよでしょうか?
普段通っている美容室でしたら履歴がありますので今までにどんな施術をしてきたのか、どんな色素を入れてきたのかが分かります。しかし初めて来店する美容室や、あいだで他の美容室を挟んだ場合はどんな施術をしたのかをできるだけ伝えてください。美容師は髪の状態を触ったりみたりすればある程度のことは分かりますが、本人から伝えることによりもっと確実に詳しく知ることができます。特にブリーチの履歴や縮毛矯正、デジタルパーマの履歴は伝えると良いでしょう。
そうすることによって、時間差でカラー剤を塗布したり、残留カラーを一度抜いてからカラーしたり、色素の濃度を調整したりして毛先が沈まないようにしていきます。
それではまた!